イクメン陸マイラーの、家族を旅行に連れてって!!

自称イクメンが、陸でマイルをせっせと貯めて、安くあわよくばタダで沖縄などに家族旅行で行く記録。絵本の読み聞かせや、子連れレジャーについてのイクメン独自情報もあり。世の中の全ての父親の為に。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

ハワイ島で「プリンス」の看板を降ろしてSPGと提携しウェスティンへ!ブランドとは何なのか、日本企業の最大の弱点が露呈。

f:id:mileagelove:20170814191005p:plain

 

今朝の日経の記事ですが、ハワイ島のハプナビーチプリンスホテルがウェスティンブランドに衣替えするようです。

西武HDのプリンスホテル系列ですが、自社の「プリンス」の看板を降ろしてしまい、スターウッドグループのウェスティンブランドを掲げるようですね。

プリンスに思い入れがあるわけでもないんですが、日本企業のブランドの育て方って下手ですよね。

 

スポンサーリンク
 

 

ハワイで「プリンス」外す 西武HDのホテルブランド ウェスティンと連携

引用:ハワイで「プリンス」外す 西武HDのホテルブランド ウェスティンと連携 :日本経済新聞

西武ホールディングスは米ハワイ事業で米ホテル大手スターウッドグループのウェスティンと連携する。運営するハワイのホテルに同社のブランドを導入し、ホテル名から初めて「プリンス」ブランドを外す。知名度が高い海外ブランド導入をテコに、赤字が続くハワイ事業の黒字化につなげる。今後、立地や顧客層に応じブランド変更を柔軟に検討する。

何ともまぁ後ろ向きな感じなんでしょうw

Wikipediaによると、ハプナビーチプリンスホテルは西武グループの開発で、1994年に開業しています。

今年で23年と、結構老舗ではないでしょうか。

23年間も営業しているのに、知名度を理由に挙げいてる理由がわかりません。海外の客からすると、もちろんスターウッドグループのウェスティンブランドの方が遥かに知名度高いでしょうけど、ハワイ島という狭い離島で23年ですよ?怠慢でしょw

 

プリンスからウェスティンに衣替えしても運営はプリンス

ウェスティンのブランドとノウハウを導入するのは、ハワイ島の「ハプナビーチプリンスホテル」。このほどウェスティンホテルチェーンを運営するスターウッドグループとフランチャイズ契約を結んだ。同社の2100万人の会員顧客網を利用し、宿泊者増を狙う。実際のホテル運営はプリンスホテルが担う。

プリンスの運営が悪いという意味ではないです。

彼等だって、日本では有名な一流のホテルパーソンですので、それは否定しません。

気になるのは、看板だけ変えて何か変わるのか?という点ですよね。ウェスティン、スターウッドのノウハウを入れるとのことですが、それで目的とする2100万人の会員顧客が満足するのかが疑問です。

海外の客が来なかったのが、知名度の低いプリンスブランドのせいなのか、それとも運営にあるのか。そこのリサーチがされているようには、この記事からは読めませんでした。

 

オアフのプリンスワイキキは絶好調だが・・・

西武HDはハワイ州でプリンスブランドのホテルをオアフ島とハワイ島に1施設ずつ展開している。オアフ島の「プリンスワイキキ」は日本人客が多く90%超の稼働率を維持しているが、米国客が中心の「ハプナビーチプリンスホテル」は他のホテルに客が流れていた。

ワイキキは日本人が多いので、プリンスブランドを維持できる。と言う理屈は確かにわかります。

はっきりと日本人客が多く・・・と記載されているので、全くプリンスブランドが浸透していないことがわかります。プリンスワイキキは1990年開業で、旧西武不動産のハワイ現地法人が開発しています。

現地のノウハウが入っていても、利用は日本人ばかりなんですね。

 

日本企業のブランドに対する意識の希薄さ

どうも自分も含む日本人って、「ブランド=名前」と勘違いしますよね。

間違ってはいないのですが、ブランドって一足飛びに浸透しないのは、そこに歴史と文化の深みが加わらないとダメだからだと思うんですよ。

 

例えば、高級車ブランドのレクサスについてですが、1989年に初代レクサスLS400がリリースされた際、僕は小学生でした。生まれた頃から車バカな自分は、度肝を抜かれました。4.0L V8エンジン搭載、究極の静寂性。

じーちゃんに買って!と言って買いに行ったら、納車数年待ちで結局同じエンジンを積んでいたクラウンになりましたけど。

 

当時、メルセデスがLS400を買って、ネジの一本まで分解して検証した。という話はあまりにも有名で、それほど世界に衝撃を与えました。

そして、トヨタ自動車が高級車ブランドのレクサスを本気で展開する布石でもありました。

ただ、日本での名称はセルシオ。ここにブランド戦略の失敗があります。その後のウィンダムのCMはその失敗が顕著に表れており、こう締めくくっていてダメだこりゃと思ったのは僕だけではないはずです・・。

「レクサスES300、日本名ウィンダム」

トヨタはレクサスブランドを本気で展開する気あるの??

 

日本にレクサスが正式に入ってきても、状況は変わっていません。

結局トヨタディーラーの衣替えだけで、イメージ的にメルセデスには遠く及びません。

これまで車もベースがトヨタ車だったのもあり、LS以外は車自体も微妙なできでした。

ただ、この部分はようやく変わってきて、レクサス専用設計になってきたこともあり、近年のレクサスは格段によくなりました。ディーラー以外は。

素人ながらに考えるに、トヨタはレクサスを別会社として独立させるべきです。

すでにドイツ御三家には10周半以上の周回遅れを取っていますが、独立させればトヨタの呪縛から外れるので、スタートラインに立てると思います。

 

ここが、僕が考える日本人の「ブランド=名前」勘違い論です。

 

スポンサーリンク
 

日本のホテル事情

外国人が心底失望する「日本のホテル事情」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

少し前にこちらの記事が話題なりました。

外国人目線であれば、納得できる内容です。

しかし、別に日本の旅館がそれにとらわれる必要はないでしょ?とは思います。

数の問題は土地と金があれば解決するでしょう。

老舗と呼ばれる高級旅館が、わざわざ外国人に合わす必要はないでしょう。それが良さなんですから。

個人的には、日本の旅館は好きです。ホテルステイより好きかもしれません。

なんちゃってな運営されるより、旅館なら旅館のやり方を通せばいいと思いますよ。インバウンド需要がどうのって、それはホテル勢に任せておけばいいわけで。

それが日本の旅館の「ブランド」だと思います。名前だけではなく、歴史と文化を併せ持つ。

なので、ホテルナイズされまくっている星野リゾートは、個人的に嫌いです。作られた文化臭しかしないので。

 

今後、ホテルのブランドや運営方法を柔軟に検討する。海外で買収ホテルのブランドを当面残したり、国内でフランチャイズや運営受託したりすることも視野に入れる。顧客ニーズに柔軟に対応することで事業拡大につなげる狙いだ。

プリンスホテルは、これで海外でのプリンスブランドの展開はしないという事なのでしょう。好調とされているホノルルについても、ハワイ島の実績次第では衣替えするかもしれませんね。

長きに渡り吐き違えたブランド戦略によって、全く育つ事がなかったプリンスブランドです。変に残すより、全てスターウッドグループに衣替えしてしまった方がいいのかもしれません。

 

スターウッドグループのウェスティンになる事でどうなる?

ホテルステイを趣味にされている方からすると、選択肢が増える事は喜ばしい事だと思います。

ハワイ島には現在、「シェラトン・コナ・リゾート&スパ・アット・ケアウホウ・ベイ」のみですね。

マリオットでは、「ワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ」「コートヤード・マリオット キングカメハメハ コナビーチホテル」でしょうか。

そこに、現在の「ハプナビーチプリンスホテル」がウェスティンに衣替えして加わることになります。

スターウッドということで、SPGアメックスを持っていればたちまちゴールド会員として迎えられますね。SPGアメックスについては下記参照ください。

 

 

まとめ

SPGアメックス持ち、またはホテルステイを趣味とされている方々やホテル修行層からすると、日本人にも喜ばしいです。

しかし、ブランド戦略という視点で考えると、どうも残念でなりません。西武HDはこのプリンスブランドをどのように捉えているのでしょうか?国内のプリンスホテルも、調子が悪ければ名前だけ変えるのでしょうか?

どこもかしこも、外資系ばかりになるのは寂しいものがあります。

最後に、「SEIBU PRINCE CLUB」の扱いはどうなるのか、こちらもホルダーの皆さんは気になるところですね。

 

スポンサーリンク
 

ではでは。

 

家族旅行関連記事

★爆発的にマイルを貯める方法

 

★特典航空券フライトの事後登録をした件

 

★家族で外食を楽しみマイルを爆発的に貯める不思議な方法

 

★少ないマイルの有効活用方法(タダでキッザニアに行く)

 

★子連れでの飛行機旅行の不安を解消する方法

 

スポンサーリンク